<ネタバレ>空中戦からの静寂と、宮崎駿とは明らかに違う浮遊感がキモチ良か .. >(続きを読む)
<ネタバレ>空中戦からの静寂と、宮崎駿とは明らかに違う浮遊感がキモチ良かったOPタイトル画面でツカミはOK。
見ているときに頭に浮かんでいたのは『紅の豚』『小説版ガンダム』『ブレードランナー』『バトルロワイアル』“冷戦下での五輪”など。
一部には“退屈”と言われる静かな空気感も、戦闘機やテレビ報道での戦況報告などのレトロフュチャーな味わいも、俺的にはキモチ良く、無問題でした。ただ個人的には彼ら“キルドレ”の外見はもう少し幼くても良かったのでは?と思いました。そのほうが煙草、酒、性などを通じての“生きている感”が表現できたようにも感じます…。(まぁ日テレ出資だから地上波放送できないと困るのかな)
ちょっと残念だったのは…伝説の敵機パイロット“ティーチャー”が最後まで姿を出さなかったこと。まぁ『激突!』におけるトラックの運転手みたいなものなのかなぁ…とは思うのですが…ね…。
あらすじ紹介などで基本設定は分かっていたので、説明のない展開でもまぁ「おkおk」と飲み込みながら見ていたのですが、途中で戦死した白髪の同僚(しかし別人)が現れたところで「あっ!そういうハナシなの!?」と驚きました。そしてエンドロール後のあのラストシーンで、いわば“逆『シックスセンス』”だったンだなと理解した俺は、即座に最初から見直して「うわぁ~やられたぁ~」(犬のワンワン!からして!)と深くうなずくのでありました…。そして最後の水素さんの微笑みには、俺の涙腺もホロり…。