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<ネタバレ>はっきり言って、これはドラマが予想以上に成功したため、製作陣が調子に乗って、自分たちの自己満足のためにつくった映画だ。ドラマからのファンは喜んだかもしれないが、その意味ではファン感謝祭だけで上映されて良い作品。野球部の絆が生まれた後では、野球そのものにスポットが当てる展開にせざるを得ず、そうなれば、派手派手のままのニコガクナインは地区大会決勝まで進むチームには到底見えず、神宮球場あたりで野球をやられても興ざめしてしまう。御子柴の「夢のその先」発言があったが、夢を追いかけるのが青春であるし、幸せなのに、無理矢理実現させてしまうことに、逆に醒めてしまう。原作は未読だが、ドラマは大変秀逸な出来だっただけに、映画化はすべきではなかったと少し残念な気持ちで鑑賞した。