<ネタバレ>本作は誰もが知っているあのハン・ソロの(EPⅣの)前日譚。 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>本作は誰もが知っているあのハン・ソロの(EPⅣの)前日譚。
したがって一番のポイントはハン・ソロがハン・ソロに見えるかどうかで評価は大きく変わるわけだが、
自分の場合は残念ながらそういう風に見えなかった。
確かに顔やしぐさはよく似ているが、あの人を食ったような鼻にかかったニヒルな声でなければハンには見えない。
個人を識別するうえで声というのは重要なわけで、(別な声優でアフレコするなど)もう少しなんとかならなかったのか残念。
だがそこを割り切って、ひとつのSF冒険活劇として観れば、最後まで飽きることなく楽しめたのも事実。
チュウ・バッカとの出会い方は意外だったが、ランドは思ったとうりの食わせ者だし、
有名なケッセル・ランのシークエンスでは、本編のスコアが鳴り響く中、我らがファルコン号が大活躍。
そう、本作の準主役はミレニアム・ファルコンであることは論を待たない。
個人的にはEPⅤの名曲「アステロイド・フィールド」がかかった時はアドレナリンが全開になった(笑)。
そして、ファルコンの操縦席にあの二人が並んだ「銀河の名コンビ誕生」シーンが本作のクライマックスだろう。
逆に言えば、その後のシーンは付け足しといっていいほど盛り上がりに欠け、サプライズで用意されたであろう、あのシスの登場も訳がわからなかった。
(アニメシリーズは知っているが、この登場の仕方は消化不良だと思う)
とはいえ、映像や音響は大迫力であり、劇場で大好きなSWの世界観に浸ることはできたため、8点献上。