<ネタバレ>この世で冤罪というものほど虚しいものは無いような気がする。捕 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>この世で冤罪というものほど虚しいものは無いような気がする。捕まった人間が悪いわけでもなく、捕まえた人間を責めることもできない。冤罪が暴かれないまま死んでいった人もいたし、判明して釈放されても、空白の時間を埋めることはできない。その苦悩は想像も尽かない。そう考えると、アンディは凄い。過酷な状況下で、何年もかけて諦めもせずに自分の意志を通す。とても難しいことだ。それも仲間たちのレッドを始めとした良い友人たちがいたからというのもあるのだろう。何も犯していないのに、死ぬまで刑務所の中で暮らすか、逃げ出して自適に暮らすか、自分だったら後者を選ぶだろう。たとえ逃亡犯だとしても、結局犯罪者のレッテルを貼られてることは変わりないわけだし。ブルックスの遺言を見たレッドが「俺は生きるぞ」と言ったシーンは目頭が熱くなった。