雄大な大自然の中、約束された恵まれた暮らしを捨て、ひたすらに .. >(続きを読む)
雄大な大自然の中、約束された恵まれた暮らしを捨て、ひたすらに歩く青年。「自分探しの旅」などと使い古された言葉で表現していいのか… これは難しいテーマ。
当たり前かもしれませんけれど、感情移入出来るかどうかがポイント。私は… 少しずつ出来たかな?
自分勝手な金持ちの御曹司が、実は悲しく重い過去を抱えていて、それでも自らに厳しくなることで、徐々に人間として成長していく。その姿が見事に描かれているから?
それとも、ただただ「実話」の2文字があまりに重いから?
自分勝手に思ったことは、運命は自分の信念と努力で切り開くことが出来そうでいて、自らの力で切り開き、そして勝ち取ったと信じて疑わない人生も、実はそれこそが初めから定められた運命なのではないかと…。そんなことに思い至った1本でした。