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<ネタバレ>公開時のトレーラーとコピーが印象的で、ずっと観たかった作品。90分という比較的短い尺ということもあってか、細かな状況説明のない中でいきなりクリーチャーが現れる。この怪物、一体どこから来たのか判らない。宇宙から来たと仄めかすような演出もあるけれど、はっきりとアナウンスはされない。この辺りにモヤっとしてしまう人もいるかも。少なくとも私は少しモヤっとしました。宇宙から来ようと地中から出現しようと、怪物退治の話じゃない限りあまり関係ないかもしれませんけれど。ただ、そのモヤモヤが全編通していろんな部分で積み上げられていく感じで、全くの静寂じゃなくても大丈夫だとか、より大きな音がしていれば大丈夫だとか、こんな状況になって避難中なのに避妊していないとか、矛盾というか不用心というか、細かいことはいろいろと気になってしまいます。でも、そうじゃないんでしょうね。そんなことを気にせず、やたら聴覚が発達していて視覚は退化している運動神経抜群の謎の生物の恐怖と、その状況の中でどうやって生き延びるかについてを楽しむべき作品なのでしょうね。そんな訳で、楽しんだ割には作品世界に没頭出来ず、消化不良感が残った結果、レビューも消化不良になってしまった作品でした。続編も良いけれどスピンオフがあってもいいかも。TVシリーズでも成立しそうな裾野の広さは感じました。