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<ネタバレ>予告編からはここまでのコミカルさは予感していなかっただけに少々肩透かし感。ただし、全編通じたありえねー感を払拭する(してないかも)にはコメディは必要不可欠だったのかと。
とは言え、コメディ作品になり切れていないことが本作の一番の残念なところ。どう考えても理に適わない展開な訳ですから、そこは笑って誤魔化すことに徹して欲しかった。
そしてそれ故、犠牲者は出しちゃダメです。最早、人知を超えたスーパーヒーローと化した「兄貴」を始め、奇跡的な生存のオンパレードな訳ですから、何も部分的に現実に拘泥することはなかったでしょう。そのあたりの感覚はお国柄なのでしょうか?喜劇と悲劇をセットにするのが定番?彼の国の作品をさほど見ていない私には理解出来ない部分です。
災害発生以降はスピード感が途切れませんし、部分部分で観ていれば緊張感や高揚感を感じることが出来る演出(CGは少々ハメ込み感がありますが)と脚本。決して面白くないとは言いません。てか寧ろ面白い。
ただ、つい最近も規模は違えど国内で類似例が実際にあっただけに、観進めて水が入ってきた辺りからはかなり複雑な気分になりました。コメディに徹していないだけに笑いでは締め括れなかったです。改めて、コメディならコメディ、デザスターならデザスターに徹して欲しかったとつくづく思う作品でした。
ちなみに邦題は、コメディ作品として見れば原題より良いように思えます。