<ネタバレ>◇その描写は客観的かつ冷酷で、賛美でもなければ否定でもない。 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>◇その描写は客観的かつ冷酷で、賛美でもなければ否定でもない。
◇クリス・カイルは父親に云われた「羊を狼から守る牧羊犬」となるべく、その愛国心と卓越した狙撃力を開花させていく。
◇鑑賞後、「誰にとって狼なのか、それを決めるのは・見極めるのは誰なのか?」を自問自答した。
紛争地域に生まれたか弱き羊であるはずの子供や女性は、無意識で狼の皮を纏うだろう。
祖国では英雄の彼も、敵にとっては彼こそが悪魔(狼)となる。
◇実話を必要十分の表現・緊張感で描き切ったイーストウッド監督に感謝。ブラッドリー・クーパーの役作り(体作り)にも感服。