ケイコと同様に多くは語らない脚本は、ケイコの日々をただ素直に .. >(続きを読む)[良:1票]
ケイコと同様に多くは語らない脚本は、ケイコの日々をただ素直に映し取るように進む。
周りの人との関係やボクシングに励む姿を淡々と描き、インタビューという形で「人間としての器量がいい」というセリフが出る頃には、その言葉を共感を持って聞けるストーリーになっているのはお見事。
岸井ゆきのさん、三浦友和さんの抑えた演技が後からじんわり響きました。
コロナでオンラインやテキストでのやり取りが通常になり、いろいろなことが可視化されるのが良しとされる中、目を凝らさないと気付かないジェスチャーや表情、語らなくても伝わる思い、そんなノンバーバルコミュニケーションを拾い上げるような映画でした。ありがとうございました。[良:1票]