<ネタバレ>大抵の批評で指摘されるキーワードは、他作品での荒野や雪原と共 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>大抵の批評で指摘されるキーワードは、他作品での荒野や雪原と共に、いわゆる屋上という密室・閉鎖空間というもの。
階下に降りるシーンもあるものの、実際舞台はほぼビル屋上に限定される。
空間と動作が制限される分、距離を詰めたアクションの身体性がクロースアップされ、
その中で貯水タンクや雨や血しぶきによる水のイメージが豊かに展開する。
パートカラーによるサプライズの演出も『犯された白衣』よりも効果的に決まっている。
主演2人の生硬な感じも初々しく、特に少年の非心理的な目がいい。