<ネタバレ>何度失敗しようが、諦めずに脱走を試みる不屈のヒロイン(アンバ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>何度失敗しようが、諦めずに脱走を試みる不屈のヒロイン(アンバー・ハード)。
彼女を何度も物理的に投げ飛ばす幽霊も豪快でよい。
脱獄シーンでありながら、足音や物音を気にもしないその無頓着ぶりも大らかで楽しい。ベッケルの『穴』のように、深夜の廊下や通風ダクトに響き渡る過剰な音が却ってサスペンスを盛り立てる。
一つの扉から、次の扉へ。階下階上を巡る追っかけアクションもスリルがあって楽しめる。廊下の直線を縦に捉え、手前で閉まりかけるエレベーターの扉に向かって追いかけてくる看守を間一髪でやりすごすタイミングやフレーミングなども堂に入っている。
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お馴染みの「横切り」や、派手な音響を伴った常套的なショッカー演出はご愛嬌。