序盤でのブルース・ウィリスとシルヴェスター・スタローンの対話 .. >(続きを読む)
序盤でのブルース・ウィリスとシルヴェスター・スタローンの対話を、
それぞれ別撮りしたかのような単調な切返し編集で焦らしながら、
シーンの最後ではしっかりと二人を横並びに収めてみせるあたりが憎い。
複数のスターを同一画面内にどう配置し、どういうアングルと距離で引き立てるか。
如何に編集で邪魔せずに、ジェイソン・ステイサムが「classic」と呼ぶ
スター自身による体技をフルショットで見せるか。
そうした見得の切り方、ケレンの利かせ方が前作より格段に良く、
静のシーンを短く配置した緩急のバランス感覚もいい。
その静の中にも、朝霧・硝煙・葉巻の紫煙の動が演出され、
粒子の粗いザラついた感触の残る画面によく映えている。
そして、重低音の銃撃と爆発も祝砲と花火のように華々しい。