<ネタバレ>サービスのつもりで盛り込んだであろう乱闘やらベッドシーンやら .. >(続きを読む)
<ネタバレ>サービスのつもりで盛り込んだであろう乱闘やらベッドシーンやらが、
単に騒がしく乱雑なだけの乱闘であり、無意味なベッドシーンでしかない。
市電のアクションや、中山峠のカーアクションがそれなりに見れるのは
風物やロケーションの魅力に負っている。
バーで自責の涙を流す尾野真千子。「自惚れるな。」と返す大泉洋。
二人の芝居が醸す清らかな情感はなかなか良い。
続く尾野の演奏シーンでは、フラッシュバックと共に『砂の器』でもやらかすのかと
冷や冷やしたが、そうはならずに一安心。
かわりに、スポットライトを受ける彼女の凛とした表情と潤った瞳に
映画が引き締まった。