<ネタバレ>特に前半は劇伴音楽を控え、静寂と衣擦れの音を存分に聴かせてく .. >(続きを読む)
<ネタバレ>特に前半は劇伴音楽を控え、静寂と衣擦れの音を存分に聴かせてくれる。
コンピュータ処理もあるだろうが、出来る限り曇天を選んでムードも出しているし、
ゴミ屋敷や九州の廃屋内部の美術も凄みがあっていい。
「根っこは一つ」の真相探しの物語だが、バラバラの事件がドラマの進行に伴って集約していくのではなく、
一つの事件から派生し場が拡散していく作劇スタイルは後半の散漫さを招いたか。
CGらしさ全開の黒い人影があまり怖くない。