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<ネタバレ>アップの表情とモノローグの氾濫と劇伴で一から十まで説明しつくすテレビドラマ仕様。
息子の転居であるとか、妻が語るボランティアの話とかロウソクの小道具であるとか、
震災後の福島が絡むエピソード(原作では宮城)なども取ってつけたように持ち出されるのだが、これも見事にただ台詞として語られるだけで
具体的な画面として提示されるわけでもドラマの大筋に係わってくるわけでもない。善良で優しいストーリーのダシに利用されている印象すら受ける。
主要な要素の一つである料理の映像も下手(そもそも調理を描写しない)だし、富司純子の扱いも酷い。
この程度のものをよく海外に出せると思う。『道程』とかのつまらない日本語エピソードなどの翻訳をどうするとかの意味ではなく、
単純に観客を舐めた言語偏重の全面介護方式という意味で。