<ネタバレ>壁に投影される影や、揺れるレースカーテン越しの対話。
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<ネタバレ>壁に投影される影や、揺れるレースカーテン越しの対話。
静かな出だしから次第に加速してゆくドラマのリズム。
ピアノやテーブルやレコード盤面への不安定な人物像の執拗な反射、その構図。
真正のノワールといった感覚に十分酔える。
曲がり道を猛スピードでカーブを切りながら暴走していく車のスリリングな迫力が素晴らしい。
そのままクライマックスのロケーションを活かしたカーチェイスに突入し、
ゴミ処理場での決着へと雪崩れ込む。
ラストのラジオ放送の苦味もいい。