<ネタバレ>冒頭のショットからも、眼あるいは視線の主題を意識しているのが .. >(続きを読む)
<ネタバレ>冒頭のショットからも、眼あるいは視線の主題を意識しているのがわかるが、
それがドラマの中で強度を放つのは相田翔子の死を目撃する娘のシーンくらいか。
彼女の叫び声をかき消す、土砂降りの雨の音。その音響が相乗効果となって
眼の感情を一層盛り上げている。
ドラマが東京を舞台とする根拠はわかるが、画面的にはタイトルに東京を冠する必然性は薄い。
都会の群衆と喧騒があってこそ、異端者の孤独が引き立つと思うのだが。