<ネタバレ>うあ!レビュー少ない。
地味な展開になるかと思いきや、
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<ネタバレ>うあ!レビュー少ない。
地味な展開になるかと思いきや、
いきなり冒頭から馬を駆っての大活劇を披露してくれるところが嬉しい。
馬から飛び降り、ローカル線のホームを駆け渡り、発車寸前の列車に乗り込む
アクションの長回しを軽やかにこなす真田広之の惚れ惚れする動き。
その軽快でコミカルな身体動作は、ラストの爽快なジャンプに至るまで
全編にわたって映画を弾ませる。
「書き上げ」を巡って緒形拳、古手川祐子、真田の三者がホテルの部屋で
繰り広げる痴話喧嘩の超ロングテイクも縦構図の奥行きを駆使して
彼らの微妙な心情変化をなかなかに見せる。
クライマックスの儀式も、長いショットで緒方の貫禄の所作を存分に見せつける。
この題材でこれだけ躍動的な映画にしているのは大健闘と云うべきだ。