<ネタバレ> この映画の幸せ感って、何かを「見る」ことのか。
希和子 .. >(続きを読む)[良:2票]
<ネタバレ> この映画の幸せ感って、何かを「見る」ことのか。
希和子が薫に言った「綺麗なものいっぱい見ようね」が、幸せの一つの実現とすると、八日目に他の蝉が見られなかったものを見た、つまり成長した薫が”八日目”に見た「綺麗なもの」は、十数年間憎んでいた育ての母の、自分への愛情と、その思い出だったのだろう。
それが、最後に「まだ見てもいないこの子のことが~」となる結末は、巧い。
運命に翻弄されたこの少女が、母親の愛情を知った事を、希和子に教えてあげたくなった。「良かったな、お母さん」と。[良:2票]