<ネタバレ> 原作は未読。
江戸時代の暦作りの話。数学者の話かと思っ .. >(続きを読む)
<ネタバレ> 原作は未読。
江戸時代の暦作りの話。数学者の話かと思ったら、天文学者の話だったようだ。しかし、惜しむらくは、この人がどんな論理によって、天体の動きを考え、計算をしているのかが、観ている者によく分からなかったことだ。(私だけかな?)
原作物の基本ストーリーに文句を言ってもしょうがないが、初めの方で描かれる算術の内容が、天体の観測と計算に使われること、それまでの暦の何が問題で、どう解決したかというような事を、分かりやすく見たかった。例えて言うなら、サイモン・シンの科学ルポのような。根拠はないが、伊丹十三ならきっと、そんなこと軽くやってのけたと思う。そういう類の映画として見たかった。
それでも、ありがちなラブストーリー重視的な部分も少なく、時代劇としては、珍しいテーマで面白い映画でした。