<ネタバレ> 原作は未読。
人を殺める仕事をしていたものが、何かのき .. >(続きを読む)[良:2票]
<ネタバレ> 原作は未読。
人を殺める仕事をしていたものが、何かのきっかけで嘗ての剛腕を封印して、安寧に生きようとする、という話は創作物の中でよく見るパターンだ。今作では、その「人を斬らない」決意を象徴的に表している「逆刃刀」という、自らに刃の向いている刀が興味深かった。こんな面白い発想の道具作っといて、そこをもっと描かないのは、もったいない。
最後の偽物との決着で、これをどのようにうまく使ったのか?もちょっと上手く意義深く見せられたのではないか?人を斬らない刀と、人を生かす剣術との関連とか、もっと。
こう書くと、不満を持っているように見えるかもしれないが、さにあらず、とても面白く見れた。罪なき人が何度も酷い目にあって、遂に立ち上がるというカタルシスも、時代劇の王道で気持ちいいし、佐藤健のアクションも、さすがに一年間ライダーで鍛えられていただけあって見事。いい人モードから蘇った人斬りモードの凄味を見た時に、何役もこなしたアレを思い出した。
それにしても、映画に出てくるガトリングガンっていうのは、いつもいつも悪いヤツの武器だな。[良:2票]