<ネタバレ> この映画には、今までの裕次郎映画に、私が不満と感じていた情 .. >(続きを読む)
<ネタバレ> この映画には、今までの裕次郎映画に、私が不満と感じていた情熱の源が描かれている。当人たちすら理解しなかった、水害被害民たちへの救済意識という志が描かれている。
すばらしい。
ただし、その後の住民たちの非農家への転身への批判は余計。言いたくなるのは分からんでもないが、彼らにも職業選択の自由はある。
「逆流」が言いたかったのかな?でも「土地による貧困から民を救う」のが、趣旨だったんじゃない?まっ、今までの「なし遂げたぁ!」で終わってしまった映画よりはちっとシニカルで、開発というものへの問題提起なのかも知れないな。
いずれにせよ、彼らはよく戦った。脈々と続く思いを成し遂げた、大いなる話に感動した。