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<ネタバレ>最初は腐った警察と、被害者遺族の話かと思っていた。この映画に出てくる警察官はホントにクズで、南部のアメリカ人の意識って未だにこんななのかと驚いた。だが話が進むにつれ、これは憎しみが憎しみを呼び、不幸が不幸に連鎖して「怒りが怒りを来す」悪夢を描いた映画だと思った。はじめは真っ当だと思っていた主人公が、次第に悪事に手を染めていき、最初からろくでもない警官と思っていた男が少しまともになったかと思いきや最終的にとんでもない方向に転んだ、両者の結末が悲しい。いや、映画自体はそこまで描写していないが、そう思わせるラストが怖悲しい。