<ネタバレ> モノクロから始まる導入部、公開時にリアルタイムで見た人たち .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ> モノクロから始まる導入部、公開時にリアルタイムで見た人たちは、当時の白黒のTV版を思い出しながら、見たのかなあ。
物語の始めこそ、状況説明的に描写が進むが、さくらのお見合いの席あたりの寅さんの「舌好調」ぶりは、今見るとイタイほど。見ているこちらが恥ずかしくなってきて、いたたまれない。当時はあれが、庶民感覚として受け入れられていたのだろう。
それにしても、志村喬、というか子を思う親の心は泣かせるなあ。寅さんじゃないけど、すっかり気持ち持ってかれる。
そして、寅さんの初フラれ。意外とあっさりしていて、ちょっと拍子抜けではある。
後に何十作と作られるシリーズの、ほぼ基本的な構造が、第一作目にして出来上がっていたことに驚いた。というより、何十作も見たくなるような、フォーマットを的確に作り上げたセンスに拍手、と言うべきか。[良:1票]