<ネタバレ>ストップモーション至上主義の私にとって、ただのトカゲにヒレや .. >(続きを読む)
<ネタバレ>ストップモーション至上主義の私にとって、ただのトカゲにヒレやらツノやら付けて「ほら、恐竜だゾ~!」と見せつける手法というのは如何なものかと思っておりましたが…イヤ~これがなかなか迫力が出ていて悪くは無かったです。その後幾多ものB級SF映画に特撮シーンが流用されまくるだけのことはあるなぁと思いました。とは言っても、流石に着ぐるみ恐竜がピョコピョコ動き回る様は今見ると流石にキツい。“中の人”の頑張りが想像できて思わず噴いてしまったではないですか(笑)。頑張った中の人は気の毒だけれども、多分こっちの方は一切流用されていないだろうなぁ…。いやしかしこの映画、特撮以外に目を向けてみてもなかなか面白いです。導入部に現代人の語りを持ってきてテンポ良く進むストーリーだとか、部族の垣根を越えた融和をテーマを持ってきたりと妙に和やかなのは本作が由緒正しきハリウッドの娯楽作として作られたからなのでしょうか。あらゆる点でリメイク版よりも見易い印象を受けます。壮大なスペクタクルとハードな世界観を作り込んで攻めてみた後のハマー版と見比べてみるのも一興でしょう。