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<ネタバレ>レイ・チャールズについては、ふらふら揺れながらいつも笑顔で唄うサングラスをした黒人、という程度の知識しかありませんでした。レイ・チャールズのことを具体的に知らない自分でもよく分かるくらいジェイミー・フォックスの演技は素晴らしかったです。終始、自分の不注意で弟を死なせてしまったことへの罪悪感が、麻薬におぼれているレイを痛々しく映し出しています。しかし、良い曲って、愛人の妊娠中絶を迫ったりしたときに出来たりと、けっこうあっさりと完成してしまうんですね。永年お世話になったアトランティック社をそでにしたのは残念だったかな。でも、そでにしたからこそ、さらなる飛躍があったわけで…。うーん、複雑だ。