清々しい作品。
ほとんどの映画作品が「動」とすれば本作 .. >(続きを読む)
清々しい作品。
ほとんどの映画作品が「動」とすれば本作は「静」。
私は茶道は知りませんが、お茶の道の美しさ奥深さを感じさせて貰いました。
黒木華さん樹木希林さん多部未華子さん。
女優3人が実に良い。
その生きざまを見ているだけで、時間を忘れてお話に入り込んでいました。
希林さんがどこから見てもお茶の先生なのは、凄い事。
黒木華さんの深みのある表情も、とても素敵。
原作未読ですが、女性なら同感する悩みを茶道を通して語る。
静かだけれど深いものを、日本の伝統のなか表現する。
素晴らしく美しい作品に仕上がったと思います。
男性ではお父さん役の鶴見辰吾さんの子煩悩な姿が印象的。
女性たちを支える需要な役どころでした。
抹茶に合う和菓子のように、しっとりとした秀作。