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<ネタバレ>あっ、この映画の音楽だったのか!どこかで何度も聴いたことのある曲でした。しかも「鉄道員」「刑事」と同じ作曲家とは、どうりで似ているはずです。それはそうとここでもまたクラウディア・カルディナーレの美しさが凄い。モノクロなのに色が付いてるような錯覚さえも起こさせるほどの美しさです。恋人であるブーベが殺人罪によって長い間、離れる運命へとなっていく中で後から現れた別の男の優しさの前に心を開き、そして、好きになってしまうという女の苦しさを見事に演じているのだが、恋人のことを見捨てることなど出来ないと最後まで付いて行こうとする姿を見るとブーベって奴は本当に良い女を持ったものだと思わずにはいられなくなる。一方でマーラには恋人がいると解っても彼女を許し、それどころか最後は自ら身を引いて去っていくステファーノの方がブーベなんかよりも男らしくてかっこ良い。で、やはりこの映画においてもとにかくクラウディア・カルディナーレの美しさが異常と思えるほど印象に残る。あの笑ってる時と泣いてる時も怒りを露にする時もこの女優の持っている男心を刺激するような表情に今回もまたクラクラしそうなほどである。