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<ネタバレ>これは一見の価値ありです。日本で「CUBE」「SAW」人気に火がついて以来それらを宣伝文句に使った数多くの凡作の中ではかなり突出した出来だと思います。まず出口の見えない公道、この演出で閉鎖空間期待や理不尽な状況を作り上げ、更に謎の白いドレスの女や無人の小屋などで意味のわからない恐怖感を演出しています。全編暗い雰囲気が「SAW」あたりの似ているけど決定的に違うのは謎解き要素とエンディングの終わり方。この映画はそもそも話の核が亡霊にまつわるものなので論理的な流れを期待するだけ無駄。それにこれはオチが衝撃のホラー映画と言うよりは、ある親子のささやかな復讐劇のような話なので終わり方もシンプルにまとまっている。そういう意味ではどんでん返しを期待して見ると肩透かしを食らうかもしれない。