妙な映画を見た気になりました。デニーロもデニーロじゃなくても .. >(続きを読む)
妙な映画を見た気になりました。デニーロもデニーロじゃなくてもいい役で出てるし、戦艦ポチョムキンのオデッサ階段のパロディーはありえないくらい迫力ないし、音楽も第三の男のような使い方だし、それにあのデニーロの登場の仕方も第三の男のオーソンウェルズを意識したみたいだし、、、。はっきり言ってすごくナンセンス。主人公もかなり馬鹿馬鹿しい。設定だってくだらない。未来世紀ブラジルなんていう結構なSF大作を意識させてる邦題の割には意外とスケール狭い。でもなんかこのナンセンスさがたまらなく好きです。テリーギリアム作品の独特の感覚がすきなのでしょうか?よくわかりませんが割りと好きです。すごくダサい映画を大真面目に作っているところが粋ですね。ちなみに主人公が夢の中で空を飛びますが、フロイトの心理学ではそれは性欲を表すそうです。監督はそんなことも考えて映画を作ったのでしょうか?