<ネタバレ>全編に渡るモノクロタッチ、唐突なぶつ切りカット、カメラ目線で .. >(続きを読む)
<ネタバレ>全編に渡るモノクロタッチ、唐突なぶつ切りカット、カメラ目線での観客への語りかけ…。気狂いピエロに通ずるゴダールの革命的な手法が存分に楽しめました。
特に男と女の会話での洒落たセリフは、こりゃフランス人じゃなきゃ思いつかないようなセンスであり、理性のフィルターを通さない感情むきだしなもので、何か分かんないけどすげーイカしてると思いました。
まあこの作品は最初からストーリーはあってないようなもんだろうと思っていたので、むしろ思ったよりストーリーというか話の展開はあるじゃんと思ったくらいです笑。
ヤらせろヤらせろと素直すぎるアプローチばかりをするミシェルも、分からない時は分からないと本当に考える事なくボンボン発言するパトリシアも僕にとってはめちゃめちゃ魅力的。
本当に思考がなくて、感情の赴くままに生きている彼らの感じ。2014年の日本では憧れる人も多いんじゃないでしょうか。と思ってみたりして。