<ネタバレ>タランティーノ作品にしては、普通のアメリカ映画的な枠に収まっ .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>タランティーノ作品にしては、普通のアメリカ映画的な枠に収まっちゃっていたかなあ。何か起承転結のある物語を一つ見たなあって感じしかしなかったのだけど。
クレジットに「タランティーノ」ってなかったら、本当にただのアメリカ映画ですよ。
あとはデニーロが、何かコーエン兄弟作品に出てきそうなダメ男キャラで扱われてたのが個人的にはちと残念。
タランティーノの映画って必ず昔の映画のサンプルがあるとは知っていたけど、僕は口が裂けてもシネフィルなんて言えるほど映画鑑賞本数こなしてないので、いっつも元ネタに気づいてのニヤニヤ感が僕には共有できなくて悔しかったのですが、今回初めて気づけました。タクシードライバーのトラヴィスが銃を撃つ練習をするシーンですね。しかし、こんなダメンズ役を渡されたデニーロは、あのオマージュシーンをどんな思いで見ていたのでしょうか…笑。
結局ジャッキーは誰を騙し、誰との計画が本当なのか!?少なからずハラハラしながら見てましたが、最終的にはあっけなく終わっちゃいましたね。
でも最後の匂わせるラストはよかったです。行こうと思うけど一緒に行かない描写で終わる…。果たしてマックスはこのあとジャッキーを追いかけるのか…。いつものタランティーノのスカっとする感じではなく、おおっと余韻に浸らせるタイプの終わり方でした。
もう一回みたいとは正直思えなかったけど、また見る機会があったら、まあ見てもいいかなって感じの一本でした。[良:1票]