<ネタバレ>武侠映画とは強大な悪役がいて、正義の主人公がそれを倒すといっ .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>武侠映画とは強大な悪役がいて、正義の主人公がそれを倒すといったものが定番であるが
この映画には悪役は存在しない。
3人の刺客の犠牲を受けて、遂に始皇帝まで10歩の位置にまで近づくことが出来た無名。
「十歩必殺」の剣を持つ彼には殺すことが可能な距離であるが、
始皇帝を殺すことは民衆を救うことにはならないと判断し命を奪わなかったのである。
また明瞭な始皇帝も無名を処刑することを躊躇するが
「法」という個人の感情を超えた存在があるが故に、彼を助命することは出来なかったのである。[良:1票]