<ネタバレ>加害者なのに被害者な感じで同情をかってしまう人たち…悲しいス .. >(続きを読む)
<ネタバレ>加害者なのに被害者な感じで同情をかってしまう人たち…悲しいストーリーなんだが、少年の一夏の経験は彼の今後の成長にも関わるであろう悲劇であるとともに、湯川博士による劇的な科学との出会いでもあったわけだ。一般の大人でも予備知識がなければ理解不能な実験資料を小学生にホイっと渡す湯川博士には笑った。時として子供扱いしないことが成長には不可欠なのだ、と言いたかったのかもしれないが。子供嫌いな博士が蕁麻疹がでなかったのは、自身にとっては、多くの子供の持つ嫌いな部分がない子供だったのだろう。
ただ、ガリレオは前の容疑者Xの献身もそうだったけど、今回もやはりテレビシリーズにはある「怪奇大作戦オマージュ」的フレーバーは欠ける。 「犯罪にいたる悲しいストーリー」の要素の比重が大きい…。 それでも自分はところどころ感動した。好きな作品ではある。