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<ネタバレ>佳作。三谷作品としてベストとは言わないけれど、十分面白い作品に仕上がっていたと思う。【ネタバレ注意】宣伝映像などで「落ち武者が証人になる」ことが本題だと知らされていた割に、落ち武者(西田敏行)が出てくるまでが長く感じた。タクシーやレストランでのエピソードなど、本当に必要だったのだろうか。その後も「丁寧に人間関係が描写されている」というより、「恒例の役者を出したいだけではないか」と冗長な印象を受けることはあった。死者を連れてこられるなら証人より被害者を連れてこいよ、と思うところで、被害者が出てきたり、それなりにオチはまとまっていたと思う。