<ネタバレ>今回約20年ぶりの2回目の鑑賞、
いやストーリーを結構覚え .. >(続きを読む)
<ネタバレ>今回約20年ぶりの2回目の鑑賞、
いやストーリーを結構覚えていたので、ひょっとしたら間にもう一回見ているかもしれない。
とにかく10点、今回も10点、初見時も10点。文句無しの10点。
以下は今回の感想。
前半と後半ではテンポが違う。
上映時間の情報が無かったら、後半は間延び感を感じるかもしれないが、
見始める前から140分と知っていたので大丈夫。
また、後半の映像は土地勘のあるところが多くて、あー昔はこんな街だったのか?
と個人的に楽しめる場面多数あり。そういう楽しみもできた。
最後のシーン、ガラスに映り込む双方の表情にも引き込まれる。
何故、犯人はこんなに卑劣な犯行に及んだのか?
恐らくは、誘拐自体は単純なイタズラ感覚なのだと思う。
中毒者に対する非人道的な振る舞いは、ひょっとしたら劇中存在が明らかになっていない父親が・・・なのかもしれない。
また、手に大きな怪我をしていたが、これにより目指していた外科医の道が閉ざされ
瞬時の自暴自棄になってしまったのかもしれない。
動機は後付けでいくらでも想像できるほど伏線はたくさんある。ただ
映画自体を、役者たちの表情をバンバン楽しめる、そんな作品だ。
サスペンスには、動機づけが一番重要と考えながら見てしまう私だが、(特に殺人は)
これはその大黒柱を無視できる稀有な作品。