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<ネタバレ>「わんぱく戦争」と同じ子役で〝わんぱく〟という邦題なので続編かと思いきやそうではないんですね。子ども世界を描いていた前作とは異なり、子どもに振り回される大人を皮肉った作品となっています。前作のような鮮やかな子ども世界を見たかったという意味では裏切られた感じですが、これはこれでまた良いんですよ。夜道を二つのライトが走ってくる。車だ、ぶつかるっ!…と思ったらすり抜ける、並行して走るバイクだったという光のマジック。坊やのためにメロディ口ずさみながらメリーゴーランドを回してあげるシーンも傍目から見たらヤバイおっさんにしか見えない可笑しさ、散々欲しがった花火と爆発注意の貨物が再登場する見事なフィナーレ等々、良いシーンや思わず笑ってしまうシーンがけっこうあります。それに加えてべべール坊やの憎らしい可愛らしさ!彼の台詞や夢想世界は本当に大人が考えているのか疑わしくなるほどユニークです。大人の持ち得ないあの感性の素晴らしさ。大人には子どもの絵が描けないと言いますが、きっと常識に縛られ物事を額面通りに受け取るようになり想像力をどんどん失ってしまっているのでしょう。…と、「わんぱく戦争」に引き続きまたまたノスタルジーに浸りつつ寂しくなったのでした。もちろん映画は元気と楽しさいっぱい!〝口でウンチ?〟は紛れも無い名言だ!(食事中の方ごめんなさい)