<ネタバレ>非常に重く、暗く、そしてデリケートなテーマです。でもシェルタ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>非常に重く、暗く、そしてデリケートなテーマです。でもシェルターへ行くシーンは不謹慎にも正直ちょっぴりドキドキしてしまいました(念のため、当方怪しい趣味はございません)。そのためか全てが明るみになり父親が怒鳴り散らす場面では、私も少々ナーバスになってしまいました。問題提起のような作品なので、もしかしてそうやって観客自身に不快に思わせるのがティム・ロスの狙いなのかなという気がします。姉弟役とも新人さんらしいですが熱演しております。辛い事実を認めようとしないジェシーの姿はかなり痛々しいです。父親役のレイ・ウィンストンもイギリス映画でよく見かけますが良い役者さんですね。ゲーリー・オールドマンの「ニル・バイ・マウス」でもそうでしたが、今にも暴発しそうな恐さがあります。それから仲良さそうな家族が崩壊していく様が、あの荒涼とした景色とマッチしていたのが良かったです。さすがに曲者俳優ティム・ロスですな。