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ドイツ表現主義の代表作…ですが、私にはそういった小難しいことは分からないので何だか良さも理解し切れませんでした。個人的にはその分野では「吸血鬼ノスフェラトゥ」や「メトロポリス」などと比べると印象が薄い感じがします。ただ、一つ間違えば滑稽になりかねない歪な世界の造型が醸し出す不気味さの素晴らしさや、夢遊病者が女性を襲うシーンの恐ろしさ、カリガリと文字が画面に氾濫する仰々しさなどは凄いです。しかし、夢遊病者、もしくはカリガリ博士に〝ノスフェラトゥ〟や〝人造人間マリア〟のような衝撃を受けられなかったことに物足りなさを感じたのかもしれません。