仁義溢れる男の世界がカッチョ良いじゃないですか。特に感心した .. >(続きを読む)
仁義溢れる男の世界がカッチョ良いじゃないですか。特に感心したのがR・カーライルの〝姿〟の良さ。元来ダメ男を演じて魅力を発揮するカーライルですが今作は彼の出演作の中でも(投稿時点の作品までで)最もクールに撮られています。本作の監督が以前観た同カーライル出演作の「ラビナス」(「司祭」も)と同じだった事に気付き彼に興味が湧いて調べてみたところナント〝彼〟ではなく〝彼女〟でした。そう言われてみればアントニ〝オ〟じゃなくて〝ア〟ですね。女性と判明すれば逆に納得の出来で、語弊を恐れず言葉悪く言いますと女子が描くマニアックな男の妄想世界です。マニアックだから見場の良し悪しとかそんなレベルではなく、ある種の男の本質をついた理想像と言いますか要所がおさえられていて物凄くカッコイイのです。最後に歩き回るカーライルの姿など哀愁が漂いまくっていてしびれます。男ながらに惚れます。よぉーし、私も黒のスーツで決めてやる~と思いましたが、ネクタイはずしたその姿は冠婚葬祭帰りさながらですし、何より胴長短足の完全無欠の日本人体型の私には似合わないのでやめときます(泣)。