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<ネタバレ>原作(原典)を読んだのは昨年末で、「コレ実写化すんのマジで?」というのが感想でしたが、良くも悪くもほぼそんな原作通り。原作でわかりづらいところは映画でもわかりづらい。エドマンドの心境の変化だけは原作よりはっきりしていたけど、かなりあとの方まで「帰った方がいい」派だったスーザンや、いきなり勇敢になったピーター、ものすごく成長はしたけどその過程がイマイチ判らない。児童文学は道徳的な主題がメインになるからいいかもしれないけど、実写でこれを踏襲されてしまうのはちとツライものがありますな。LotRみたいに、とまでは言わないけれど、もう少し世界観をしっかり構築して“見せて”くれるとよかったと思う。原作と同じでよかったのはやっぱり中盤までの引きの強さだろうか。この辺のストーリーは本当に秀逸だと思う。
それから白い魔女が異常にカッコよかったのと、挙動不審なタムナス氏の変態具合(笑)は見て然るべき。個人的にショックだったのは、ピーターのヒゲ部入部。
ただ、原作では「次巻読むのどうしよう」とは思っていたけれど、映画観たら読みたくなったと一応フォローさせていただきます。
ちなみに、監督は絶対Mr.ビーバー作ってるときが一番楽しかったんじゃないかと思われる。