<ネタバレ>現在進行にほとんどセリフがなく、そのダジオを見つめるダーク・ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>現在進行にほとんどセリフがなく、そのダジオを見つめるダーク・ボガード演じる音楽家の心境は、現在進行にはさまれる過去の話から掴み取らないといけないから一度観ただけでは全く持って理解できません。
タジオ君が美しいので何度観ても苦にならないけれど。
タジオ君に魅入ってしまって自分でもどうしていいのかわからない音楽家が、その気持ちを島にはいってこようとする疑いのある伝染病のせいにして(これもどうかと思うが)一度は島を出るものの、荷物の行き違いで結局また島に戻ることになり、その時の
笑顔ともとれる表情がすごく印象的です。初めて誰かを愛していると気付いた時のような。
この後はドン底まっしぐら。現実なのか音楽家の妄想なのか、こっちまでグラグラしてくる展開の後の美しい光景は倒れたくなるほど綺麗です。