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今、「ハリーとヘンダスン一家」を久しぶりに観終わった。
20年ぶりだけど、すっげぇ楽しかった!
久し振りに観たけどワクワクしたわ。
やー、ここ最近…
最新作を観たくて劇場なんかに行くけど、アレ。
Blu-rayで(吹き替え版を特に)過去好きだった作品を観直してる。
今回はー、うん…ストーリーじゃなく…
ハリーを作ってる「スタッフの心情や製作事情」を考えてみた。
どう伝えよう?
何よりねぇ…「優しい」んですよ、この作品。
E.T.から、脈々と続いてた、この作風形式のAmblin Entertainment(以降はアンブリン)
思い起こすと「グレムリン」やら「グーニーズ」、
そして「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「インナースペース」…
あ、「ニューヨーク東8番街の奇跡」もそう。
まぁ、盛大に端折ってるんで書ききれないけど…こんな感じの作品群。
何か、形式美的なものが、分かりやすく確立してる作品群ではある。
そんなアンブリンに俺は、何十年も感化されてきたんだなーって実感する。
そこには、上記で書いた「優しさ」が詰まってるんだよなー。
さて、ハリーとヘンダスン一家だけど…
作品的には(興業的・広報的に)報われてないってイメージがある。
そこについても考えちゃったが…
間違いなく良い作品で、過去から(俺の)胸に刺さってるのです。
キャストがまず、好きなぁ。
あの家族構成も大好きだが、ジョン・リスゴーって役者の雰囲気と佇まいがいいね。
あの「2010年(2001年宇宙の旅の続編)」でもいい味出してた。
あと「ガープの世界」のオカマ役も。
そして、あのハリー(ビッグフット)だけど、それも最高。
演じるのは、プレデターをも演じたケヴィン・ピーター・ホール
※格闘シーンはヴァンダムだけど背が低いため通常時のプレデターは彼で動きが可愛い。
そして、メイクアップはリック・ベイカー。
まず「特技スタッフ」のネーミングが何故、この時代に必要だったのか?
そしてCG全盛のこの時代だから、分かり難いかも知れない。
…いや、この時代だからこそ必要ではないのか?と思えるんだ。
やっぱ「職」に命を与えるのは、人間の思いと技術なんだなぁーと実感する。
恐ろしいモンスターであるはずのビッグフットなのに、リックベイカーが計算して作り上げた、あのハリーの優しい表情に胸が熱くなる。
あと、うん。
ウイリアム・ディア監督…
色々と調べるけど、これ以降あまり活躍をしたイメージがない。
少し悲しいし、寂しい印象になる。
良いモノを作っても、歴史の波に流されちゃう人がいるのは辛いな。
けど、俺の胸にはしっかりと刺さってますからね。
まぁ、アレだ。
大人ぶったり、映画ツウを気取らず、ただただ童心に帰って見て欲しい作品です。
ほぼほぼリアルタイムで観れた俺は…幸せと思う次第。
”アンブリン・エンターティンメント”って、素晴らしいね。
あんなふうに夢を量産できる団体って心の底から憧れる。
本当に素晴らしく、そして羨ましい。[良:1票]