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<ネタバレ>ログインネームをいただいて初めての投稿です。私はこの映画を小学生の頃、テレビで初めて見ました。親友の牧師からの頼み(死刑の際にあえて見苦しい姿を見せ、スラム街の少年たちに同じ道を歩まないようにしてほしい)に対し、「死ぬのなんか怖くない」といっていたロッキー・サリバンが、一転、死刑に臨むと命乞いをする、しかもその姿は壁に映った影で表現されるというのが、小学生ながらとても強く印象に残りました。私はずっとロッキーはわざと臆病な真似をしたのだと思っていましたし、その方がストーリーとしても格好いいのですが、監督はあえてどちらでもとれるように(即ち、死刑直前になって本当に臆病風に吹かれたようにもとれるよう)撮ったそうです。いずれにせよ、ジェームズ・キャグニーはそれ以来、大好きな俳優です(ところで私はこの映画の影響か、ずっと「ギャクニー」だと思っていました)。またハンフリーボガートが悪役で、カサブランカを見るまでは彼のことを悪役俳優だと思っていました(普通は逆の順番でしょうね)。ギャング映画の一つの金字塔として是非おすすめします。