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劇場版クレヨンしんちゃんは,この辺りから“泣き”の要素が濃くなってきますね。「ぶりぶりざえもんの冒険」のくだりは,自分でも意外なほど涙腺が緩くなってしまった。「オトナ帝国」も「戦国大合戦」もぐっときたが,この2作はがぶり寄りたい対象を大人にスイッチしている。そういう観点でいくと,本作は大人も子供もつかんでしまうバランスの取れた良作と言えるだろう。ぶりぶりざえもんのキャラが凄まじいほど面白いが,個人的にはオカマの助手がツボにはまった。7点。