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<ネタバレ>監督が誰か知らないまま観ていたのだが,二丁拳銃?スローモーション?もしかしてジョン・ウーか?と思っていたら,その通りだった。「ミッション・インポッシブル」ではなく「スパイ大作戦」で育った年代のせいか,銃の乱射に爆発ドカーンは恐ろしく違和感があって,TVシリーズのようなクールな頭脳戦のかけらもない。普通につくっていればそれなりのアクション映画になったはずなのに,ケレン味たっぷりのジョン・ウー流演出がこれまた胸焼けしそうなくらいくどくて,生あくびが出てきた。本来引き締まった体つきの男が,今はたっぷりついた中性脂肪でモタモタやってる,という印象である。ところで,バイクのタイヤを砂浜でいきなりブロックタイヤに変えたのが観客にバレていないと思っていたなら,バイク好きを完全にナメている。あんないいマシン(トライアンフのスピードトリプルにデイトナ)を使っておいて,凝視するなという方が無理。そいでもって2人の男が,空中でフライング・ボディアタックを炸裂させたのは笑ってしまった。バイクを使うんなら,最後まで格好よく使ってよ。