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<ネタバレ>まず不服なのはラスト。一番描かなくてはいけないところに行き着く前に終わる。絶望的な「その後」は描かず、なんとなく濁して終わっていて中途半端。むしろそこからがチョルスの本当の試練の始まりで、一番丁寧に描いて欲しいところだったのに。
そんなラストなのに前半の出会い→結婚までが長い。確かに楽しい思い出シーンをしっかり描けば、それを忘れていってしまうシーンの悲壮感が増すとは思うが、その肝心の「忘れていく過程」も短いし、前述した通りラストが中途半端なので、前半部の懇切丁寧さに意味を見いだせない。それでもとりあえず意識的に「泣こう!」と決めて観始めたので、チョルスが置き手紙を読むシーンなど、個別に泣けるシーンはありました。[良:1票]