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<ネタバレ>ティムロビンスの演技に感心したことのない私。役者さんじゃなくて、こっちのほうが向いているのではないかと思いましたね。容貌も地味なんだしさー。なんていうか、「衝撃」という言葉がいちばんしっくりくる作品。あの暴力描写。「人間が、こんなことほんとにできるのか」と思うようなシーンでしたね。あーゆーことした人間が、注射なんかで穏やかに死なせていただいてもよいのだろうか。尼さんは最後まで彼を愛しつづける。もともと人間は神様に許されていることになっとるからねえ。許してくれてる神様のいない日本人にとっては難解な愛である。これを、「人間どうしの麗しい同類愛」と勘違いしてはいけない。これは、「神様が人間を愛してくれている」愛なんである。特別優しい尼さんだからとかではない。難しいテーマを、なかなか達者に描いたロビンスであった。