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<ネタバレ>私はこの作品、肯定的に鑑賞しました。どこまでが現実でどこまでが小説の世界か、観る人によって受け取り方が異なるかもしれない曖昧なラストですが、こういう作品が成立する(曖昧さが許容される)のがフランス映画のいいところかなと思います。シャーロット・ランプリングはいつも通り冷たいインテリ風なんだけど、時々すごく可愛い感じのシーンがありました。一人で昼食にでてガツガツ食べて満足げな表情をするシーンや、冷蔵庫のフォワグラやワインを盗み飲みするシーンの表情は面白かったなあ。気むずかしい女から、次第にジュリーとうち解けていく過程の表現は、さすがに長年生き延びてきた女優さんですね。ランプリングの一人芝居みたいな感じでもありました。