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<ネタバレ>かつて日本版も放送され、世界各国で人気を博しているTVバラエティ『サバイバー』のフォーマットに『ライアー・ゲーム』のエッセンスを加味したような本作のゲーム『ヒトリマケ』。アイデアは悪くありませんが、脚本が力不足でした。展開は淡白で面白みに欠け、結末のサプライズも弱いです。投票に勝つための戦略性もほとんど見受けられません。そして何より、本作を通じて何を伝えたいのか分らなかった。ゴッドタンキス我慢選手権で芸人の素の感情を演出した手腕を本作でも期待したのですが、不発に終わったようです。また本職外の芸人俳優を大挙起用したことも、作品の質の低下に繋がっています。スピードワゴン井戸田潤と安達祐実をあのような配役で共演させた“オモシロ”は買いますが、それだけが見所では物足りないです。エンドクレジットで確認できる“友情出演”の数は、おそらく映画史上最多でしょう。